情熱と活気が支える新たな一歩
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本所 俊幸
自身のキャッチフレーズ
経歴と転職の経緯
私は税務署で42年間勤務し、そのうち約20年間は個人課税と法人課税の調査、14年間は査察事務に携わりました。また、徴収や総務にも従事し、幅広い経験を積んできました。
今年60歳を迎え、役職定年を機に税務署でのキャリアに一区切りをつけ、新たな道を模索する中で税理士法人松本に入社しました。税理士の資格を活かし、これまでの経験を新しい形で社会に還元したいという想いから、この選択をしました。
現在の業務と役割
― 税理士法人松本での現在の役割を教えてください。
入社してまだ3ヶ月ですが、法人税の確定申告書の審査業務や、税務調査の立会いを主に担当しています。申告書が正確に作成されているか、書類に不備がないかを確認する業務はもちろん、他の先生方からの相談に応じて、帳簿調査や税法に関する根拠の調査も行っています。
特に、裁決事例や通達などを確認して、クライアントに適切なアドバイスができるよう努めています。
― 税務調査対応における強みについて教えてください。
税務調査では、「嘘をつかない」という姿勢をクライアントに徹底して伝えています。嘘をついてしまうと、さらなる嘘で覆い隠す必要が出てきてしまい、状況が悪化するためです。「わからないことは正直にわからないと言う」という基本姿勢が重要です。
また、長年税務署で調査官を指導してきた経験から、調査対象者の決算書を見ただけで調査官がどの科目に注目するか、どういった質問が飛び出すかを予測することができます。この視点から、事前準備を念入りに行い、クライアントに対して事前に対応策を提案しています。
税理士法人松本の特徴と雰囲気
― 税理士法人松本の特徴や雰囲気についてどう感じていますか?
松本事務所は、国税OBの税理士が多く在籍しており、非常に心強い環境です。また、税理士以外の職員は若い方が多く、活気に溢れた職場だと感じています。若い人たちのやる気やエネルギーに触れ、私自身も刺激を受けています。
さらに、職場の一体感を生む朝礼や、サークル活動などが積極的に行われており、入社間もない私でもすぐに馴染むことができました。
― 若手スタッフやOB先生方とのコミュニケーションはどのように行っていますか?
税理士法人松本では、毎朝の朝礼がコミュニケーションの場として機能しています。若手スタッフが順番に自分の意見や考えを発表する仕組みがあり、これが非常に素晴らしいと感じています。また、リレーマラソンなどのサークル活動を通じて、カジュアルな場でも交流を深めています。
OBの先生方との知識共有は、実務の相談を通じて自然と行われています。例えば、税務調査の対応方法についての意見交換や、法令の根拠を探す作業を分担することで、知識を共有し合っています。
税務・会計業界の動向と税理士法人松本の将来
― 税務・会計業界の将来についてどうお考えですか?
AIやIT技術の進化によって、帳簿作成などの基本的な業務は自動化が進むと考えています。しかし、税務調査や徴収といった業務は、最終的に人間の判断が必要となる分野であり、税理士や会計事務所が果たす役割は変わらず重要だと思います。
納税者と共に対応策を考え、支援していくという「人間らしい関わり」が、これからの税理士業界の柱になると感じています。
― 税理士法人松本の福利厚生や職場環境についての印象を教えてください。
公務員時代にはなかったきめ細かい福利厚生が整備されており、大変ありがたく思っています。職場全体で支え合いながら業務を進めていく雰囲気があり、働きやすさを感じています。
職場環境と後進へのアドバイス
― 若手や国税OBの方へのアドバイスをお願いします。
とにかくまずは飛び込んでみることが大切です。税理士法人松本は、国税OBや若手にとって学びの多い職場であり、やりがいを感じられる環境です。また、独立を目指す方にとっても、事務所で数年間経験を積むことで、運営の流れや実務の基礎を身に付けられると考えています。
― 税理士法人松本を一言で表すと?
「情熱家が集まる、活気ある職場」です。代表が掲げる「情熱家であれ」という言葉の通り、全員が一生懸命働き、チームで成長していく雰囲気が魅力です。民間ならではの自由さと活気に溢れた環境で、楽しく仕事ができています。
先生の経歴と税理士法人松本に入社された経緯を教えてください。