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所轄税務署の調べ方4選!確定申告の提出先がわからない時の特定手順と引越し後の注意点

読了目安時間:約 5分

「住所は分かっているけど、どこの税務署が担当なのかが分からない」「引越し直後で新しい管轄がまだ確認できていない」「市区町村をまたぐ引越しだったけど、税務署も変わったのだろうか」といった状況は珍しくありません。所轄税務署は住所地を起点に決まる仕組みのため、住所さえ確定していれば数分で特定できます。

本記事では、住所から所轄税務署を調べる4つの方法、税務署へ問い合わせる前に準備しておくべきこと、所轄を間違えたまま手続きを進めた場合のリスクまでを整理します。

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住所から所轄税務署を調べる4つの方法

ご自身の担当となる税務署を確認するには、いくつかのルートがありますが、どれも難しい手続きは必要ありません。ご自身の状況に合わせて、一番スムーズだと感じる方法を選んでみてください。

  • 国税庁ホームページの検索ツールを利用
  • 郵便番号・市区町村名での検索エンジンを利用
  • 国税相談専用ダイヤルでの電話確認
  • 地図アプリでの最寄り税務署確認

国税庁ホームページの検索ツールを利用

国税庁のホームページには「税務署の所在地などを知りたい方」というページが用意されています。都道府県を選び、さらに市区町村を絞り込めば、自分の住所地を管轄する税務署が表示される仕組みで、公式情報だけに正確性は最も高い方法です。

具体的な操作手順は以下です。

①まず国税庁ホームページのトップページから「税務署の所在地などを知りたい方」のリンクへ進む

②地図または一覧から自分の住んでいる都道府県を選ぶと、その都道府県内の税務署が一覧で表示される

③市区町村名と税務署の対応表が載っているため、自分の住所がどの税務署の管轄に入るかを確認できる

④税務署名をクリックすれば、所在地・電話番号・開庁時間なども一画面で確認できる

スマートフォンからもアクセス可能ですので、引越し直後で新しい所轄を確認したい場合や、確定申告書を郵送する前に最終確認したい際などに手軽に確認できます。

参考:税務署の所在地などを知りたい方|国税庁

郵便番号・市区町村名での検索エンジンを利用

国税庁のサイトを直接開くのが面倒な場合は、Googleなどの検索エンジンで調べる方法もあります。「東京都新宿区 所轄税務署」「150-0001 税務署」のようなキーワードで検索すれば、上位に国税庁の検索ページが表示されます。

検索エンジンを使う場合の注意点として、同名の市区町村が他県にも存在する場合があるため、都道府県名を含めて検索するのが確実です。また、個人ブログや古い情報サイトが上位に出ることもあるため、最終確認は国税庁の公式ページで行うのが安心な進め方です。ちなみに、「確定申告書 提出先」というキーワードで検索しても、国税庁の所轄検索ページに辿り着けることが多いです。

国税相談専用ダイヤルでの電話確認

インターネットでの検索が難しい場合や、住所の判定が複雑なケースでは、国税相談専用ダイヤル(0570-00-5901)に電話して確認する方法があります。音声案内に従って「税の一般相談」を選び、住所を伝えれば所轄税務署を教えてもらえる仕組みです。

受付時間は平日の8時30分から17時00分までで、土日祝日は対応していません。ナビダイヤルの音声案内が30秒〜1分ほど続くため、聞きたい税目(所得税・相続税・贈与税など)をあらかじめ決めておくと転送がスムーズに進みます。確定申告期の2月中旬〜3月中旬は電話が特に混み合うため、閑散期や午前中の早い時間帯にかけるのがつながりやすいタイミングです。

参考:国税に関するご相談について|国税庁

地図アプリで最寄りの税務署を確認

Googleマップなどの地図アプリで「税務署」と検索すれば、現在地周辺の税務署が地図上に表示されます。物理的に最寄りの税務署は、多くのケースで自分の所轄税務署と一致するため、来署を予定している場合には便利な確認方法です。

ただし、市町村合併後の行政区画と税務署の管轄区域が完全には一致していないケースもあるため、地図アプリだけで確定させるのは避けたほうが無難です。たとえば、地図上では隣の市の税務署のほうが距離は近いものの、管轄上は別の税務署が所轄になるケースがあります。地図アプリで目星をつけたうえで、国税庁ホームページの検索ページで最終確認する流れが安心な進め方です。地図アプリでは税務署の所在地だけでなく、開庁時間や駐車場の有無、口コミなども確認できるため、来署前の下調べとして活用すると実務的です。

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税務署へ問い合わせる前に準備しておくこと

所轄税務署が分かったら、実際の問い合わせや来署に向けた準備を進めます。本章では、手元に用意するもの、受付時間と混雑期、面接相談の予約方法を確認します。

  • 手元に用意しておくもの
  • 受付時間と混雑期の把握
  • 面接相談の事前予約

手元に用意しておくもの

窓口での問い合わせや書類提出では、本人確認書類が求められることがあります。マイナンバーカードがあれば本人確認と番号確認を1枚で完結でき、運転免許証の場合は個人番号通知書や住民票(番号記載)との組み合わせが必要です。

電話での一般的な質問(「所轄はどこか」「申告期限はいつか」など)であれば本人確認は不要ですが、個別の税額や過去の申告内容に踏み込む質問には本人確認が求められる場合があるからです。関連する書類(源泉徴収票、通知書、領収書のコピーなど)も持参しておくと、担当者の回答がより具体的になりやすいでしょう。

参考:税の相談|国税庁

受付時間と混雑期の把握

税務署の受付時間は平日8時30分〜17時00分で、土日祝日と年末年始は閉庁しています。確定申告期の2月16日〜3月15日は窓口・電話ともに最も混雑する時期のため、この期間を外して問い合わせるか、時間に余裕を持って来署するのが望ましい流れです。

確定申告期間中は、税務署のほかに各地の合同会場や特設会場でも申告書の受付が行われます。来署前に国税庁のホームページで最寄りの会場を確認しておくと、混雑する本庁を避けられる場合もあります。

参考:申告相談のためにお越しになる方へ|国税庁

面接相談の事前予約

税務署で個別の税務相談(面接相談)を受ける場合、事前予約が原則として必要です。税務署に電話して相談日時を予約する方法と、確定申告期にはLINEの国税庁公式アカウントから整理券を取得する方法の2つがあります。

面接相談は1回あたり30分〜1時間程度が目安で、予約なしで来署した場合は当日中に相談できないケースもあります。確定申告期のLINE整理券は利用者が年々増えており、開始直後に枠が埋まる会場もあるため、早めの取得が安心です。なお、一般的な質問であれば面接予約をしなくても、電話での問い合わせ(国税相談専用ダイヤル)で回答が得られることも多いです。

参考:税の相談|国税庁

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所轄を間違えるとどうなるか

もし、自分の担当ではない「別の税務署」の住所へ確定申告書を郵送してしまったり、間違えて書類を提出してしまったりした場合、一体どんなペナルティやリスクがあるのでしょうか。

結論から言うと、大損をするような罰則はありませんが、いくつかの「面倒なタイムロス」が発生することになります。

書類の移送と処理の遅延

管轄違いの税務署に書類を提出した場合、基本的にはその場で突き返されることはなく、正しい所轄税務署へ内部移送されます。提出日自体は消印日(郵送の場合)やシステム送信日(e-Taxの場合)で判定されるため、期限内提出としては有効ですが、移送に1〜2週間かかる分だけ処理の開始が遅れます。

たとえば還付申告の場合、正しい所轄に直接提出(特にe-Tax)すれば通常3週間〜1ヶ月程度で還付されるところが、移送を経由することでさらに余計な日数がかかってしまいます。また、移送後の問い合わせ先は最初に提出した税務署ではなく移送先の所轄税務署に変わるため、「どこに聞けばいいのか」が分からなくなる原因になることも考えられます。

ちなみに、e-Taxで電子申告をした場合は、システム上で管轄が自動判定されるため管轄違いが起こりにくいメリットがあります。紙での提出を予定している場合は、投函前に宛先の税務署名が自分の所轄と一致しているか確認する習慣をつけておくと安心です。

参考:No.2030 還付申告|国税庁

引越し後の通知見落とし

引越し後に納税地の異動届(または確定申告書への新住所記載)をしていないと、税務署からの通知が旧住所に届き続けるリスクがあります。税務署からの重要書類は、郵便局に転送届を出していても新住所に転送されずに税務署へ返送されてしまうこともあるため、お尋ねや調査通知のような重要書類の見落としにつながる可能性もあるでしょう。対応の遅れは延滞税の発生や調査の拡大につながる可能性があるため、引越し後は早めに税務署への手続きを済ませておくのが安心です。

参考:No.2091 個人事業者の納税地等に異動があった場合の届出関係|国税庁
関連記事:税務署からのお知らせはどんな場合に届く?詐欺メールの見分け方とは

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まとめ

所轄税務署は住所さえ分かれば数分で確認でき、最も確実な方法は国税庁ホームページの検索ツールです。郵便番号や市区町村名での検索エンジン利用、電話、地図アプリと複数の経路が用意されているため、自分に合った方法で確認しておくのが安心な進め方です。

税理士法人松本では、確定申告の実務支援から税務調査対応まで、個人・法人のお客様をきめ細かくサポートしています。申告の進め方だけでなく、将来のリスクを減らす帳簿づくりや、税務署とのやり取りの考え方までご案内可能です。「申告が不安」「過去の処理が正しかったか心配」という段階でもご相談ください。

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この記事の監修者

松本 崇宏

税理士法人松本 代表税理士

松本 崇宏(まつもと たかひろ)

登録者20万人以上のYouTubeチャンネル「税理士法人松本〜税金の裏のウラ〜」を運営。 代表を務める税理士法人松本では、これまでに累計5,000件を超える税務調査のご相談・対応実績があり、国税局査察部、税務署長歴任者・税務調査一筋の現場に強い国税出身のOB税理士が現在14名常駐。
国税当局側の視点を踏まえて、お客様の立場を尊重し、税務調査でお悩みのお客様に適切かつ迅速に対応。また、調査前・調査中に関わらず、あらゆる状況から最善のサポートが可能。
なお、調査結果が追徴税額なしとなる実績も多数取得。税務調査における専門性・経験則・折衝力から最善の結果を導き、お客様の笑顔とありがとうを励みに成長し続けている。

税理士法人松本は国税OB・元税務署長が所属する税理士法人です。

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